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事務局長のひとこと

比良 雪山登山 「守」から「破」へ

 

2月17日に今年2回目の比良雪山登山を行った。
今回は、三木塾長、塾生2名と私の計4名での山坂達者講座です。
比良駅に降りた時には小雨が降り、山腹では霙から雪に変わる生憎の天候であったが、午後からは天気が回復するとの天気予報を信じ武奈ヶ岳へと歩を進めた。
この雪は下山の時まで降り続き天気予報の通りにはならなかったが、お天道様はプレゼントを用意してくれていた。それは、新雪です。
昨晩から降り積った雪に日中の雪も重なった雪です。踏締めた時の「ググ。グギュッ?」という新雪独特の音を楽しんだ。また、小枝に積もった雪の木が織り成す林の景色には感動した。
このような絶好の雪の中、前回苦しんだ雪山登山も、アイゼンとスノーシューを装着した歩行が2回目であったことや雪質が良かったこともあり苦しむことなく愉しんで登ることが出来た。
これらは外的な要因で、根本要因は「守破離」の守の実践である。
「守破離」とは、「まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。」(Wikipediaより)
つまり、「守破離」の「守」で、雪山でのアイゼンとスノーシューを使った歩き方を、三木塾長から教わったことである。
前回の雪山登山で後ろから三木塾長が歩く時の手足の使い方を見て、真似をしようとしたが同じ動作が出来なかった。ただ脳裏に焼き付けていた。今回は、それを実践することが目的であり、ある程度は達成できたと思っている。ただし、雪のコンディションが良かったことを忘れてはならない。
もう一つは、伝統工芸品を製作するプロフェッショナルの作業には独特のリズムがる。雪山歩行もリズムを手と足の動作で作り出すことであった。
次の段階、「守」に留まらず「破」へと進むためには、「守」の段階の、繰り返し身に付けるための経験が必要である。
この山坂達者講座の目的は、山に登ることだけが目的ではなく、山で感じたことを普段の生活や学びに活かすことが目的である。
「学び」の「守」についてもっと取り組んでいかねばならいないと今回の登山で再認識をした。

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