平成30年講座修了の御礼
12月15日土曜日、本年最後の講座を有意義に修了することができ、ご参加頂きました皆様には厚く御礼申し上げます。今年は、明治維新150年に当り、鹿児島県、山口県を始め、様々な催しが開催され、NHK大河ドラマでは「西郷どん」が放映されました。当塾も昨年3月より「明治維新150年 特別企画」として、「明治を学び現代に活かす」講座を開催致しました。そして、今年は、明治の歴史的意義を深めるため、現代及び江戸時代の哲学、思想、精神について探求致しました。明治を識れば、現在の様々な問題が何故生じているのかを理解することができ、わが国の行末を見ることさえ可能です。それが「歴史に学ぶ」ことです。人物だけを捉えたのでは、ドラマに終わってしまう。歴史的背景を知ることでも足りない。その時代の思想、精神、志を探求し、現在の生き様に投影しなければ、歴史に学んだとは言えません。単なる知識、理屈を積み重ねても、歴史の意義を把握することはできません。実学において必要不可欠なことは、人それぞれの感性です。先人の貴重な足跡を無駄にすれば、歴史は繰り返されます。言うまでもなく、自分の器で、偉人を推し量ることはできず、現在の環境で、時代背景を把握することはできません。自分の生き様を重ね合わせなければ、真の学問にはなり得ません。一般大衆は、難しいこと、重厚なことを面倒だと言って嫌い、分かり易いことを支持します。その様な安直で薄っぺらな一般大衆の一員になってはいけません。―志有る者は事竟に成る―
去稚敬天塾 塾長三木一之
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