9月講座に際して
国の指導者と一般大衆では、その思考において大きな差異がある。一般大衆のバーチャル思考(映像から与えられる感情が支配する思考)をもって、国家間の争いを的確に理解することはできない。マスコミもまた一般大衆のこの思考を始終利用する。そして、その差異が顕著になるのは戦争(経済、外交を含む)である。国の指導者の思考を探求することによって、歴史上の戦争の真の姿が見えて来る。日本国民が稚拙なバーチャル思考から脱却しない限り、いつまでも大東亜戦争を引きずり、隣国に付け込まれる失態を繰り返すことになる。軍備だけが国防ではない。国民の認識もまた国防の一翼を担うのである。その認識が竹槍では心許ない。 塾長三木一之
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