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塾生のひとこと

伊吹山再び

2022年8月6日、7日、今回は伊吹山の夜間登山だ。

伊吹山の夜間登山は2回目だが、前回は2019年、なんと3年前だ。月日が経つのは早いというが、1回目が昨日のことのようだ。3年前の記録を振り返り、今回の記録を記す。

3年前の伊吹山夜間登山は忘れもしない。滝のような雨に打たれながら寝るという、まさに修行の様な体験をした。そのおかげで、日常が如何に充実しているか、その有難さを学ぶことができた。だが、やはり辛い経験ではあるので、今回は雨でないことを祈っていたが天気はぱっとしない曇り。天気予報の確率は30%なので雨は降らないであろうと、出発前は高を括っていた。

今回は前回の経験を通して、持っていく荷物も考え直した。特にマットレスは必須だと思いザックに入れたが、荷物が一杯で入らない。仕方なく外に付ける様な形にしたが、電車の中で塾長や局長のザックを見て、もう少し大きいザックを買うことを決めた。

電車、バスを利用して、予定通りに登山口に到着した。登山口で懐かしさを感じていると、前回と異なる点に気が付いた。それは、前回は出発前からヘッドライトを付けていないと足元が見えないほど暗かったが、今回はヘッドライトの必要がないほど明るかった。どうやら前回と到着時間が違ったようだ。そのままヘッドライドを付けずに2合目辺りまで歩いていたが、突然辺り一面が暗くなった。まだ明るいから大丈夫と山に行って、急に暗くなって遭難してしまうこともあるので、ヘッドライトの必要性、登山の計画がいかに重要であるかを再認識した。

ヘッドライトを装着して進んでいると、別の登山客のヘッドライトの明かりが沢山見えた。と思ったが、人ではなく、「鹿」だった。前回は鹿とは遭遇しなかったのに、今回は大量の鹿に出くわした。恐らくコロナ自粛で夜の登山客が減少し、山が自然本来の姿に戻り始めたのではないかと思う。話は変わるが、エアコンというのは夏でも涼しく快適に過ごせる機械である。けれど、そもそも人間が便利を求めた結果、温室効果ガスの排出量が増え地球の温度が上がっていることを考えると、自分で自分の首を絞めているではないか。私は仕事上、便利の最先端であるITの仕事をしているが、だからこそ、原点を追求し、なぜそうなったかを考えることを大切にしていきたい。

伊吹山は6合目辺りから石が多くなり、道が険しくなる。辺りはガスで見えずらい中進んでいると、途端に道に迷う事態が発生した。この道は行けそうというのは登山では危険だ。本当に道は合っているのか?複数人いれば確認ができるが、一人では突き進んでしまう可能性もある。疑問に思った時は進まず一旦戻って確認する、というのは、仕事でも同じだ。本当に山は仕事に似ていると思う。

出発時間も早かったことから、9時半には頂上に到着した。頂上では持って行ったビール、おつまみで乾杯。登ってきた疲れが吹き飛ぶような感覚は堪らないものである。寝床を準備して、11時には眠りに入った。どうか雨が降りませんように。。。

そして、雨が降った。

不幸中の幸いなのか、雨はそう長くは続かなかったが、雨が降ったことで温度や体温が低下し、一気に寒くなった。寒さと雨に耐えていると、気付いたら朝になっていた。1時間も眠れなかったが、それより暖かいところに行きたい思いが強かった。やはり、屋根のある場所で眠れることはこの上なく幸せなことである。

2日目は彦根城に行く予定だったので、荷を片付けて下山をした。彦根城は彦根駅から15分ほどの場所にある。観光客は沢山ではないが、そこそこいた。コロナ前は外国人観光客がもっと多かったのではないかと思う。観光地で働く人からすると、賑わっているほうが良いのは当然だが、観光客からすると、賑わっていないほうがのんびりできて嬉しい。環境業というのは需要と供給のバランスが難しそうだ。

彦根城を散策していると、とにかく暑い。ここまで暑いと熱いと表現したほうが適切かもしれない。
また伊吹山の頂上に戻りたいと思った時に、人は都合の良い生き物だと実感した。

最後は草津の温泉に行ったが、送迎車が出ていない時間だった。仕方なく炎天下の中徒歩で歩くことになった。いつも思うことだが、最悪を想定して行動していると、それに遭遇した時にある程度気が楽になる。のだが、今回は送迎車に乗る気マンマンだったので全然想定していなかった。道のりは過酷であった。

それの乗り越えて待っていたのは、入り放題の温泉、飲み放題のコーヒー、そして、ビールだ。
今までのことが夢の様に思ったり、今が夢ではないかと思ったりしながら、至福の時間を過ごした。
塾長、有難うございました。

今回も沢山のことを学ぶことができた伊吹山夜間登山であった。

成長という面で、呼吸の仕方が大きく変わったと実感した。コロナ化でマスクをしながら登山をしたり、ジムではマズク必須であったりと、マスク有りが当たり前になっていたが、そのおかげでマスクなしでは驚くほど息切れがしないようになっていた。登りはほぼ鼻呼吸だけで登ることができたので、1つ成長を感じることができた。反対にもっと鍛えないとと思ったのは、やはり筋力である。特に下りでかなり足が痛くなった。来月の登山に向けて、登山用のトレーニングをしよう。

最後に、久々の登山であったが、やはり登山は良いものだ。
辛い、苦しいことがほとんど、雨が降ったら良い景色も見れないが、それでも、日常で忘れているたいせつなものを思い出させてくれる。山に登れることに感謝して、日々の仕事も頑張ろう。

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