第4回山坂達者講座 ~比良連山(雪山)~
2019年2月17日、第5回山坂達者講座、比良の武奈ヶ岳に日帰りで行ってきました。
登山を始めて6か月、雪山は1年後に挑戦しようと思っていましたが、早々に体験することができました。夏登山で数多の修行を重ねたことで、かなり体力はついていましたので、自身満々で登りはじめました。
下のほうは積雪はあまりありませんでしたが、途中から「がらっと」真っ白な世界に変わりました。真っ白な白銀の世界は、普段の生活では体験できないので感動しました。
雪山において、雪山専用の装備が必須です。特にアイゼンがないとつるつる滑って、最悪の場合は滑落の恐れもあるため、すぐに履き替えました。(アイゼンをつけた状態でも20回滑ってこけました。)
このアイゼンやスノーシューをつけたことにより、苦行がはじまります。
雪がついた靴を上げて1歩1歩進むために、とてつもない体力を消費します。足の使い方が異なるためか、使っている筋肉も夏山と違うようです。(筋肉痛になりました。)
「雪山に挑戦するには縦走ができるくらいの体力が必要です。」というのが良く分かりました。
頂上に到着する頃にはヘトヘトになっていましたが、時間も余りないため、すぐに下山しました。駅に到着したのは、普段より2時間遅れとなりました。
次は雪山をさらに楽しめるようにもっと体力をつけるために修行します。
昔、雪山で遭難する事故の情報を見たことがありました。その時の印象はどうしてそんな行動をしたのか、自分ならこうするのにと思っていました。しかし、実際に雪山を経験したことで、思ったことができないほど過酷な環境であるということを身をもって実感しました。
実際に山に登り、過酷な環境を経験することで、座学だけでは到達できない考え方を持つことができる。ということをさらに学ぶことができました。
塾生 樋浦優人