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活動の紹介

山坂達者講座

【第9回山坂達者講座】~比良連山~ 令和3年11月20日

令和3年初めての山坂達者講座は、久しぶりに比良にやってきた。
ルートはいつもと異なり、危険、難路と言われる大津ワンゲル道から出発した。予め、大津ワンゲル道を調べた時にものすごく急勾配な道の写真で出てきたが、そこに辿り着くまでに2時間程度かかった。そして、その時点で私は力尽きていた。全くもって不甲斐ない。
心配をしながら急勾配な箇所に挑んだが、案外と順調に進むことができた。というのも、手の力を使って上がるため、足への負担が分散されるからだ。なんとか上がりきった場所から見た景気は晴天も相まって絶景そのものだった。
その後、釈迦岳に到着してお昼ご飯を食べたが、体力は限界に近かった。ヨッコイショおじいちゃん状態だ。八雲ヶ原まではなんとか辿り着けたが、リフト場跡地からコヤマノ分岐までは目が虚だった。コヤマノ分岐でタイムオーバーとなり、武奈ヶ岳頂上に行くことは断念した。
もし一人で行っていたら、ここまできたから勿体ないと思い、無茶をして頂上まで上がっていたかもしれない。そして、日も落ち暗くなり道に迷い遭難する事態に陥ってしまっていたかもしれない。登山に必要なのは、常に冷静な判断ができる判断力と、冷静な判断をするために必要な体力なのだと改めて思い知った。今後は近くに山があるのだから、こまめにトレーニングに行くようにする。
いつも山に行くと思うことだが、登山は仕事に似ている。仕事でも勉強というトレーニングを疎かにすると、忽ち周りに置いていかれる。しっかり計画を立てないと期限に間に合わない。無茶をすると体調を崩す。結果、取り返しのつかない失敗をすることもある。辛いことが多いが、辛いことを乗り越えた先にほんの一瞬、感動や幸せがある。帰りに寄った居酒屋での1杯目のビールは最高だった。

これからも山に学ぶことが多くあるだろう。

塾生 樋浦優人

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