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活動の紹介

座学

令和4年 塾長総括

【六年目の活動】
 昨年は、新型コロナウイルス感染拡大により、残念ながら座学は1回のみでありましたが、ホームページ公開講座及び水戸遊学によって、幾分かは補うことができました。
 本年も、新型コロナウイルスの影響は少なくありませんが、座学8回、夏の研修「川と海で驚愕の体験」を実行しました。
 座学においては、経書の代表的学問である易経を取り上げ、易の三義をはじめ、人生の教訓を掴み取る試みを行いました。二度の講座は、入門の入り口にしか過ぎず、この深奥な学問を感得するには、膨大な労力を必要とします。しかしながら、「易簡にして天下の理得」を励みに翌年も継続して行きます。
 また、墨子は、中国古代思想家の中で、私が最も興味のある人物で、「守禦」に学び、ロシアのウクライナ侵攻に焦点を当てました。
 さらに、複雑混迷な現代社会を生き抜く術を学ぶため、アドラー心理学を通して、自らの行動を検討しましたが、その理論のほとんどは東洋思想(儒教や仏教)に顕現されており、「運命を拓くことの意義」を「陰騭録」に学びました。
 その一方で、当塾が尊ぶ日本精神において重要な存在である神社、その歴史を学びました。
 そして、本年最後の講座では、3回目の「哲学のみち」として、西田幾多郎の「絶対矛盾的自己同一」から人性を学ぶことに挑戦しました。
 これからも塾の存在意義を高めるため、実践躬行の高度な学問に挑みつつ、塾生とともに進化して行きます。

 先哲の命を削る学問に進化を遂げて運命拓かん
                                 塾長 三木一之

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