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座学

平成30年 事務局長総括

【この2年を振り返り3年目を思う】手探りであった1年目。1年目の実績をもとに塾で行う講座の方向性が見えて来た2年目であったと捉えています。そこで3年目を迎えるにあたり当塾の目的を省みると、
「当塾は、日本精神に基づき、近現代史を始め、歴史上、先達の残した尊い足跡に学び、これを日本国民に浸透させることによって、日本国民が、自主自尊の精神をもって、今の時代を担い、そして、次の時代へ堂々たる日本を継いで行くことを可能ならしめ、ひいては、国家、国民の安全と平和の恒久的な維持に寄与することを目的とする。」としています。
「桃栗三年柿八年」ということわざがあります。この桃栗の年数で目的に謳っている「日本国民に浸透させる」とすると来年が最終年となります。
我々の塾は他とは違う講座の内容で行っています。言い換えればそれは既存の道が無く、我々が創っていく道であり、じっくりと基礎を創る期間を経て道という実が成るもので一朝一夕で為しえないものです。
大正から昭和の篤志家の安岡正篤は、シンギュラーポイントという物理学の言葉をよく使っていました。これは特異点といい、 ひそかに積み上げられていたものが表面化する瞬間。 例えていうなら、火にかけた水がしばらく静かに温められ そのうち気泡が湧き始めると、突如沸騰する状態を現す言葉です。これに例えると我々の塾はまだ沸騰する前のじっくりとエネルギーを蓄えている期間です。
ただ何事にも節目が大切です。次年度を一つの節目とし気泡が沸き始める年としたい。

                                           去稚敬天塾 事務局長 吉川貴志

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