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活動の紹介

座学

平成31年 塾長総括

【三年目の活動】
 4月末の対馬体験研修において、対馬の土を踏み、国の戦史と向き合ったとき、日本政府及び国民の国防に対する認識の欠如を痛感しました。大阪からのアクセスの不便さは極まっており、日本の国土である対馬が本州の者にとって、身近であるための施策を採ることが急務であります。朝鮮半島と対峙する最前線を疎かにし、土地を外国人に占拠されてしまったのでは、自衛隊を以て何を守るというのか、対馬は、危険な状況にあります。朝鮮半島と向き合う対馬に対する見識を深める研修となりました。
講座で学んだ最も重要なこと。「人が人として生きる意義」は何か。血盟団事件では、おぼろげに見え、二・二六事件では、その深さに恐懼します。この意義と真正面に向き合わぬ故、身勝手な言動が横行し、世が乱れています。「非理法権天」は、正に、「人が人として生きる」ための重要な指針であります。理は非を治めることが出来ず、法においては、文字に囚われ、その理念が失われ、さらに、権は暴れ、天を畏れず、天を敬うことを忘れる故に、世が乱れます。本来、社会秩序を担う法が権によって歪められていることさえ気づいていません。万人が天を畏れ、敬えば、秩序は保たれ、世は治まります。二・二六事件が現代人に問いかけるものは何か。それは、老人国家日本の問題であります。今後、時代は大きく変化し、その変化の波長が頗る短くなることは明白であります。変化によって生まれるものは、常にリスクと背中合わせであることを覚悟しなければなりません。本気で生きる。一時たりとも無駄にはできない心構えを養うことも学問也。

去稚敬天塾 塾長 三木一之

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