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第二十回 講座 近代日本の出発点「明治維新」の意義 ―祖はわが国の行末

大阪市立阿倍野市民学習センター あべのベルタ3階 第4会議室
2018年12月15日 13時30分~16時30分
講師:塾長 三木一之

江戸幕府の終わりの始まりは、徳川光圀にあった。
明治維新とは、江戸時代の封建制度を廃止し、欧米諸国の資本主義、近代的中央集権の制度改革・政治改革であった。
明治維新は、何を新たにしたのか。
版籍奉還と廃藩置県。廃藩置県こそ明治維新の根幹をなすものであった。
(1)開国(夜明け前)
  一.アメリカの侵略
   (ー)船ペリー来航 ㈡日米和親条約
  二.ロシアとの国境=樺太、千島
    日露和親条約と樺太、千島交換条約
  三.徳川斉昭と井伊直弼との権力闘争
    ㈠将軍世子問題 ㈡戊午の密勅 ㈢安政の大獄 ㈣桜田門外の変 ㈤外国の情勢 ㈥薩長同盟 ㈦民衆の動向
(2)明治維新
    ㈠維新の三英傑 ㈡歴史に学ぶ。一体何を学ぶのか? 何故、歴史は繰り返されるのか? ㈢欧米大使節団派遣
明治維新は、欧米の物質主義に同化する危険性を孕んでいた。
現在、われわれの周りには、便利なもので溢れている。本当に、これ程の物が必要なのだろうか。工夫をする必要のない生活が良いと言えるのだろうか。工夫をしなくても、何でもできる。それでは、知恵を絞りだすことはない。人間がどんどん馬鹿になって行く。道具の使い方さえ分かれば、誰にでもできる。
明治維新は、われわれに、行末を示している。急激な欧米化を誰にも止められなかったことを。深奥な思想、尊崇な志さえも押し込められてしまうことを。今は、欧米が米中に変わっているに過ぎないことを。

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