第十八回 講座 國體と日本人 ―何故、日本の教育は、國體の意義を教えないのか―
大阪市立阿倍野市民学習センター あべのベルタ3階 和室
2018年10月20日 13時30分~16時30分
講師:塾長 三木一之
一.國體とは何か。
国柄、国の成立ち。国家の本質を基礎とした国家組織とそれに伴う道徳的思想的特色。
国柄は、国家の本質の表現を意味する。
国の成立ちは、国家組織の根本性とその歴史的発達を意味する。
二.國體観念(思想)の歴史的変遷
日本精神は、国情に即し、時々の情勢に反応して、それぞれ其の名を異にし、其の自覚内容を異にして覚醒する。
三.國體観念と神道との密接な関係
神道の普及が國體論の発達の大きな要因となっている。
万世一系、君民一体も日本の特色であり、国柄である。
【明治維新】記紀万葉等の古典に見る神聖な國體、雄大な建国的活動と純真闊達な民族性への情景の念と、江戸幕府への閉塞感、外国からの圧力に対する幕末の志士を始め、国民の意気が明治維新へと走らせた。
四.國體観念と武士道論
五.國體観念と国学
六.古典に見る國體
七.幕末における国民の國體に対する自覚
八.明治維新における國體観念の役割
九.「國體の本義」昭和12年3月30日文部省発行
十.日本精神