第十四回 講座 保守(思想)とは何か ―日本の大衆社会における真の保守の必要性を考える― 西部邁「思想の英雄たち―保守の源流をたずねて」
難波市民学習センター OCATビル4階 和室
2018年5月19日 13時30分~16時30分
講師:塾長 三木一之
デモクラシーは、民衆政治で、民衆が主権を持つ主義。
民衆による多数決、これが賢明(正義、勇気、思慮、節度)ならば良く、愚昧ならば失政となる。
【保守思想の源流】
①保守思想の性質 ②大衆 ③大衆批判の原点 ④歴史における3つの力(歴史的変化を左右する三大要素) ⑤正統とは何か ⑥西洋の没落 ⑦西欧思想の中心的な流れ
(西部邁)伝統は、例えば理想と現実の間の平衡としての「活力・公正・節度・常識」の道義のことと表現できる。
【日本の保守思想(西部邁)】
①日本の高度大衆社会 ②日本が歩んだ保守思想 ③社会民主主義(戦後日本の民主主義) ④個人主義 ⑤保守思想における歴史、伝統の重要性 ⑥保守思想の継承
民主主義には、社会民主主義(社会正義、歴史と無縁)と自由民主主義(社会規範の根底を伝統に求める)がある。保守思想は、自由民主主義に基づく。
【思想を持つことの意義】
思想が生き様となり、生き様そのものが正に思想である。