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活動の紹介

座学

令和5年度講座概要 樋浦塾生

令和5年2月12日
人性を貫く指南書『言志四録』に学ぶ
 副題:言志録を経験に照して

江戸時代の儒学者、佐藤一斎が著した「言志四録」は、まさに一斎の生き様そのものである。「言志四録」は、「言志録」「言志後録」「言志晩録」「言志耋録」の四つで構成されていて、一斎は四十二歳から八十二歳までの約四十年にわたり、これらの語録を著した。「言志四録」には今も通用する言葉が多く含まれており、年齢によって感じ方が異なる。今回の講座では、通常のアプローチとは異なり、言志四録から気になった箇所をピックアップし、参加者同士で話し合った。学問はやはり、学び、問い、問い返し、そして議論することに意味がある。発言し討論しなければ、さらに奥の新しい気づきや理解を見出すことが難しい。言志四録から学ぶことは、まだまだ多くあり、議論や対話を通じて深まるものがある。

令和5年11月18日
朱子学入門
 副題:あなたの心は今、成長を望んでいる

孔子から始まった儒学。それは1500年の時を経て、南宋の朱子へと受け継がれた。
古代中国、さらには江戸時代の御用学問になるまで広まった朱子学は、中国古典四書・五経がベースとなっている学問である。今さら朱子学?儒学?と思うかもしれないが、儒学には、ハウツー本では決して学ぶことの出来ない、深い学びがある。
居敬窮理、理を窮める為に、まずは居敬、物事に向き合う為の姿勢や心が大切である、という言葉である。昨今の学校教育では、窮理ばかりが重視される。平和ボケして混沌に満ちた今の世にこそ、儒学を改めて学ぶべきではないであろうか。

塾生 樋浦

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